上映中の映画「イヴ・サンローラン」を観てきました。
21歳で故クリスチャン・ディオールの後を継ぎ、
26歳で自らのブランドを設立した
イヴ・サンローランの光と影を描いたストーリーです。
スモーキングやサファリ・スーツなど有名ですが、
映画の中ではモンドリアン・ルックが誕生したシーンや
財団のバックアップにより再現されたコレクションなど
感動的なファッション界の歴史を垣間見ることもできます。
▲世界でも最もコピーされたといわれるモンドリアン・ルック
ただ、映画のストーリーとしては、イヴ・サンローランの
デザイナーとしての孤独やプレッシャーや苦悩、
そしてアルコールや薬物に依存する彼の姿について
生涯のパートナーとして彼を支えたピエール・ベルジェの
視点から描かれている場面も多いなという印象です。
(ゲイとしての描写も多く、、個人的にはもっと創作活動に
関するシーンをもっと紹介して欲しかったかな)
あまりにもするどく繊細すぎる感性に裏付けられた緻密で美しいファッションや
ランウェイの様子に魅了されながらも少し切なさの残る映画でした。
「服装は生き方である。」
―イヴ・サンローラン
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